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​「もと弓ペン」について
元は弓だった、元弓練習のためのペン

修復不可能な弓を再利用し、"持ち方練習"に活用

バイオリンなど弦楽器の弓は、ポッキリ折れてしまうと、「完全に元通り」にはなりません。
修復して使えるものもありますが、機能面に問題が残ってしまうことが多く
折れ方が悪いものは廃棄処分せざるを得なくなってしまいます。

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アトリエカンナでは、使用不能になった弓の一部を加工して再利用する取り組みを行なっています

弓の材料は年々入手が困難になっています。

貴重な材料を再び生かして、新たな活用法はないかと模索しています。
また、弦楽器を学ぶ方が弓の持ち方練習に活用していただければ幸いです。

​ちょっとした自主練習の時に多くのメリット

・ペンケース等に入るサイズ
・学校や職場など、日常で持つ機会を増やすことで弓に慣れることができる
・実際の弓よりも長くないので安全
・実際の弓の元部分を使用しているため、同じ見た目・形状
・市販の持ち方グリップを取り付けることもできる

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​プロジェクトのコンセプト
 

大学の頃、オーケストラサークルに所属していました。
サークルの中で大学に入ってから楽器を始めた人は、弓の持ち方に苦労していることが多いようでした。
弓の持ち方の練習用に、折れた弓にペンのインク軸を通したもの(もと弓ペンの原型)を作って渡したというのが始まりです。

それから時が経ち、弦楽器技術者として働くうちに修理できずに廃棄されてしまう弓が思いのほか多いことに気が付きました。

また、不可能な修理をお断りしたり、修理費用が購入金額を超えてしまったりした場合も、「捨てるに捨てられない…」というお客様が多いという事もわかりました。

 

そのような弓も永遠にケースに閉じ込められるのではなく、ペンなどに生まれ変わらせられれば"供養することができる"と考え、知人のバイオリン奏者の協力のもとプロジェクトを開始しました。

もと弓ペンは利益を追求するというより、「資源を無駄にしない」「弦楽器を学ぶ人のお役に立ちたい」という理念のもと、原材料費・ほんの少しの加工技術料・配送料のみの価格設定をしております。

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